JBL LIVE FREE NC+ TWSのノイキャンが効かない理由と解決方法

JBL LIVE FREE NC+ TWS

JBL LIVE FREE NC+ TWSのノイキャンが効かない原因


製品の音質とノイキャンの性能

音質に関して同価格帯の製品といろいろ比べてみまた感想です。
この製品は、低域と高域のバランスがよくチューニングされていて、BlueToothにしてはまずまずの音質だと思いました。
1万以下のBlueToothイヤフォンで製品でよくあるような高域の抜けの悪さ、不自然にブーストされた低域、左右の位相のズレなどの問題もない感じです。
(そもそも、Bluetoothと有線と比較すると、音質的には有線の方が信頼できるので、Bluetoothはあくまでリスニング用途で考えています)

一方でノイキャン(ANC Active Noise Canceller)に関してですが、この製品のANCは緩やかな効果で、日常で一般的に使用する分には問題ないと思います。ただし、ノイキャン目的で購入するなら他の製品ををおすすめします。

ノイキャンが効かない原因と解決策

さて、本題ですこの製品のノイキャンですが、緩やかな効果と書きましたが、設定を間違えると殆ど効かなくなります。私も最初故障かと思ったほどです。おそらく、ノイキャンが効かないと思ってこのページにたどり着いた方が多いのではないでしょうか?。以下に2つの原因を解決策を記載しておきます。

1アプリの設定

この製品はスマホのアプリでノイズキャンセルの設定ができるようになっています。
この設定用のスライダーがなかなか曲者で、最大の効果を得ようとスライダーを思いっきり右に設定してしまうと、おそらくノイキャンは効かなくなります。
これは、このアプリの設定用スライダーがノイキャンの強さを設定するものではない事が原因です。
ノイキャンは、ヘッドフォンに入ってくる外部の音と、マイクで取り込んだ音とを逆位相(180度の位相差)でぶつけることで外部音を相殺しその効果を発揮します。

このアプリの設定は、おそらくこの位相差をコントロールするものだと思われます。
(もしかすると、逆相成分の音量を調整しているかもしれません、時間ができたらちゃんと調査してみようと思います)
そのため、最大の値にしてしまうと逆相でぶつけづことができず、外部音を相殺することができないため、ノイキャンが効かないという事になります。

ですので、そのような場合は、中央の値から1メモリづつ移動し値を探していくと、適切な位相差を見つけることができノイキャンの効果を最大にすることができるでしょう。

2イヤフォンの装着方法の問題

また、この逆相成分の音量自体が小さいようですので、イヤフォンを耳に密着させる必要があります。そのため、イヤーパッドを最適サイズものに変更してください。そしてもう一つ、効果が大きかった改善策を記載します。この製品のマイクの位置はイヤフォンの後方にあります。そのため少し上を向くようにイヤフォンを回転させます。右耳であれば時計方向に、左耳であれば反時計回りに少し回転させます。

まとめ

上記のスマホのアプリでの設定、そして、イヤフォンの装着の方法、これらの2点の対策でJBL LIVE FREE NC+ TWSノイキャンの効果が改善します。是非、ノイキャンが効かない人は試してみてください!!